職長教育をすることはとても大切です
日本の建設業界をリードしてきているのがゼネコンです。
大手ゼネコンの他に、準大手のゼネコンが10社ほどありますので、これらのゼネコンが日本の建設業界をリードしていると申して過言ではありません。
土木や建築の現場で労働者の直接指揮をとるのが職長です。
職長の現場における役割は、全ての作業において、労働者の健康と安全を守るようにしなければならないということです。
そのために現場で労働者を直接指揮する職長は、然るべき認定機関から教育を受けたものでなければならないとされています。
官公庁の出先機関がその重要な任務を担っているのですが、昔は1日で職長教育は完了していました。
ところが労働者を守る法律が段々と厳しくなってくるにつれて、わずか1日の学習では追いつかなくなりました。
現在では二日間にわたって教育を行うように改定されてきています。
官公庁の出先機関が行う教育といえども、それは無料というわけではありません。
ゼネコンと協力業者が協力し合いながら、職長教育の費用を賄っているようです。
この費用の分担については千差万別なので一概には言えませんが、ゼネコンが全部負担してくれるところもあるし、ゼネコンが一部負担する形式になっているところもあります。
職長教育で何を学習するかと言うと、主に労働安全衛生規則に記載されている内容につき深く学習するということです。
これは具体例で説明した方が分かりやすいのかもしれません。
例えば作業足場の足場板は2枚を並列で使用しなければならない定められています。